岡山行政法実務研究会は、自治体職員、法曹(弁護士)、行政法研究者(大学職員)の三者等を構成メンバーに、自治体における喫緊の法的課題にかかる問題を多角的に検討するために設立された研究会です。この度、第23回岡山行政法実務研究会を下記の要領で開催します。
今回は「建築確認を巡る審査請求」がテーマです。建築準法に基づく建築確認は羈束行為であることから、一見すると法令の機械的適用がなされる行政活動であって法的問題は余り生じないように思われます。しかし、実務上は様々な問題が生じております。
また、建築確認に対する特有の不服申立機関である建築審査会は、行審法改正後も存続しており、建築審査会における審査方法に関する知見は、昨年からスタートした行政不服審査会の審理のあり方にとって参考になります。
そこで、当研究会は、地方自治法の研究者であり、多くの地方自治体の行政委員を歴任すると共に2016年3月まで奈良県の顧問弁護士を務め、現在、大阪市及び堺市の建築審査会会長を務めている南川諦弘氏をお招きし、建築確認を巡る様々な実務上の問題や建築確認審査会における審査のあり方などについてご講演をいただきます。ぜひ、ご参加下さい。
また、本研究会は自治体法務に興味のある多くの自治体職員の皆様の参加・登録も受け付けておりますので本研究会への参加の呼びかけもお願いいたします。なお、登録していただいた方には、次回以降のご案内をメールにて送付させていただきます。
1、日 時:平成30年3月17日(土)午後2時から3時間程度
2、場 所:岡山大学津島キャンパス 文化科学系総合研究棟2階 共同研究室
3、研究会テーマ:「建築確認を巡る審査請求」
4、講演テーマ:「建築確認をめぐる審査請求ア・ラ・カルト」
5、講演者:南川諦弘氏(大阪学院大学教授・弁護士)
※参加希望の方または会員登録ご希望の方は、Eメール(oatc-office@law.okayama-u.ac.jp)にて事務局までご連絡ください。